家計を​見える化する

  • レベル やさしい
  • 読む時間 約8分
  • 最終確認日 2026年10月11日
  • 投資を勧めるものではありません

このレッスンで分かること

  • 収入、​支出、​貯蓄の​関係と、​額面と​手取りの​ちが​いを​説明できる
  • 支出を​固定費と​変動費に​分けて、​見える​化する​手順を​説明できる
  • 投資の​前に、​万一に​備える​お金を​考える​理由を​説明できる

先に読むとよいレッスン:投資とは何か

目次

収入、​支出、​貯蓄の関係

家計管理の​基本は、​入る​お金と​出ていく​お金を​つかむ​ことです。

点線の​下線が​ある語は、​押すと​意味が出ます。

に​ついて、​金融庁(出典「資産形成の基本(NISA特設ウェブサイト)」を別のタブで開きます)は​「収入と​支出を​きちんと​把握・管理する​こと、​収支を​黒字に​する​こと、そして​黒字分を​貯蓄する​こと」が​基本だと​説明しています。​J-FLEC​(金融経済教育推進機構)(出典「家計管理:かけいかんり」を別のタブで開きます)は、​支出は​収入の​範囲内に​収める​ことが​重要だと​しています。

知る​ぽると​(金融広報中央委員会)(この節の出典の一覧へ)の​ページには、​入る​お金と​出ていく​お金の​差額が、​貯蓄や​投資に​回すことができる​余剰資金に​なる、と​いう​説明が​あります。​差額が​マイナスだったり、​少なかったりする​場合は、​家計の​見直しの​出番に​なります。

やさしく​言うと、​「いくら​入って、​いくら出ているか」が​分かれば、​貯蓄や​投資に​回せる​お金が​あるか​どうかも​見えてきます。

家計を​一度に​完璧に​整える​必要は​ありません。​まずは、​毎月の​収入と​支出の​大まかな​金額を​知る​ことから​始まります。​この教材では、​そのための​道具と​して​「額面と​手取り」​「固定費と​変動費」​「見える​化」の​順に​見ていきます。

要点

収入から​支出を​引いた​差額が、​貯蓄や​投資に​回せる​お金の​出発点です。

確認問題

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額面と​手取りのちがい

使える​お金は、​額面ではなく​手取りで​考えます。

知る​ぽると​(金融広報中央委員会)(出典「「入るお金」と「出ていくお金」を見える化する ─ 初めての1人暮らし、賢いお金の管理術」を別のタブで開きます)は、​入る​お金を​給与明細書で​把握できると​説明しています。​給与明細書は、​勤怠、​支給、​控除、​合計の​4項目で​構成されます。​額面収入は、​支給欄の​基本給と​各種手当を​合わせた​「支給合計額⁠」⁠です。

額面収入から、​控除欄の​税金や​社会保険料などが​天引きされた​(支払われる​前に​差し引かれた)​金額が、​いわゆるです。​手取りは​「差引支給額」の​欄に​書かれています。​同じページは、​額面と​手取りの​ちが​いを​理解して、​手取りの​中で​やりくりする​ことを​考えるよう​説明しています。

給与明細書の​4項目​(知る​ぽるとの​ページの説明⁠)

項目内容
勤怠勤務した​日数や時間
支給勤務先から​支払われる金額
控除給与から​天​引きされる金額
合計(項目名だけが​挙げられている⁠)

やさしく​言うと、​額面は​「引かれる​前の​金額」、​手取りは​「実際に​手元に​届く​金額⁠」⁠です。

要点

手取りは、​額面から​控除された​後の​金額です。​やりくりは​手取りで​考えます。

固定費と変動費

支出を​2つに​分けると、​見直しの​順番が​考えやすく​なります。

知る​ぽると(出典「「入るお金」と「出ていくお金」を見える化する ─ 初めての1人暮らし、賢いお金の管理術」を別のタブで開きます)の​ページは、​支出を​費目別に​分けて​見える​化する​ことで、​どこに​どれだけの​ムダが​あるかを​認識できると​説明しています。​もっとも​基本的な​分け方は、との​2つに​大きく​分ける​方法です。

固定費は、​毎月​定期的に​かかる​支出です。​変動費は、​その都度、​金額が​変わる​支出です。​同じページでは、​次のような​費目が​例に​挙げられ​ています。

固定費と​変動費の​例​(知る​ぽるとの​ページの図表⁠)

分類費目の例
固定費住居費、​通信費、​水道光熱費、​保険料、​自動車関連費、⁠教育費
変動費食費、​日用品費、​被服費・美容費、​娯楽費、​交際費、⁠医療費

やさしく​言うと、​固定費は​「放って​おいても​毎月​出ていく​お金」、​変動費は​「その​月の​使い方で​変わる​お金⁠」⁠です。

要点

支出は、​毎月かかる​固定費と、​月に​よって​変わる​変動費に​分けられます。

確認問題

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支出を​見える化する

一覧に​して、​分類して、​おおよそ全体を​見渡します。

知る​ぽると(この節の出典の一覧へ)の​教材は、​支出を​把握する​ポイントと​して、​一覧性が​ある、​分類されている、​ある程度​網羅されている、の​3つを​挙げています。​初めて​把握する​ときは、​大きな​支出や​見直したい​項目だけでも​大きな​効果が​ある、​とも​説明しています。​細部に​こだわる​必要は​なく、​支出を​完璧に​把握する​ことより​見直しに​力を​入れる、と​いう​考え方です。

把握の​方法と​して、​同じ教材は、​家計簿を​つける​ことを​理想と​しています。​家計簿や​ソフト、​アプリを​使いたくない​場合は、​レシートを​とって​おいて​分析する、​カードの​利用明細を​分析する、と​いう​方法も​挙げています。

架空の​例:ある​月の​手取りと支出

これは​架空の​例です。​実際の​家計の​平均では​ありません。​ある月の​手取りが​22万円で、​支出を​固定費と​変動費に​分けて​書き出しました。

  1. 固定費:家賃7万円、​通信費8,000円、​水道光熱費1万2,000円、​保険料5,000円。​合計は​9万5,000⁠円です。
  2. 変動費:食費4万5,000円、​日用品費8,000円、​被服費・美容費1万円、​娯楽費2万円、​交際費1万2,000円、​医療費5,000円。​合計は​10万円です。
  3. 支出の​合計は​19万5,000円です。​手取り22万円から​引くと、​2万5,000円が​残ります。

この2万5,000円が、​この月の​貯蓄に​回せる​お金(余剰資金)です。​分けて​書き出すと、​全体が​見渡せます。

要点

完璧を​目指さず、​一覧に​して​分類する​ことが、​見直しの​第一歩です。

先取りで​貯め、​固定費から見直す

貯蓄は​使う​前に​分け、​見直しは​固定費から​始める​考え方が​あります。

金融庁(出典「資産形成の基本(NISA特設ウェブサイト)」を別のタブで開きます)は、​給料日に​一定額を​自動で​貯蓄用口座に​移すなど、​先に​貯蓄に​回して、​残りの​お金で​家計を​やりくりする​方法も​おすすめだと​説明しています。​知る​ぽると(この節の出典の一覧へ)の​ページは、​これをと​呼び、​貯蓄・投資に​回す金額を​給料から​あらかじめ差し引く​方法だと​説明しています。

家計の​見直しに​ついて、​知る​ぽるとの​ページは、​真っ先に​取り組むべきは​固定費の​削減だと​しています。​理由は、​毎月​確実に​かかる​お金だからこそ、​一度​減らせば、​その後は​継続的に​節約できる​ためです。

やさしく​言うと、​残ったら​貯めるのではなく、​先に​貯める​分を​決めて​おく方法です。​見直しは、​一度の​手間で​毎月​効く​固定費から、と​いう​考え方です。

これは一つの考え方です

固定費から​見直す方法は、​知る​ぽるとの​ページが​示す考え方です。​生活の​事情は​人に​よって​違う​ため、​どの費目を​どう​見直すかは、​それぞれの​事情で​決めます。

要点

先取り貯蓄と、​固定費からの​見直しは、​知る​ぽるとなどが​紹介する​方法です。

投資の​前に、​万一に​備えるお金

失業や​病気に​備える​お金を、​投資より​先に​考える​見方が​あります。

知る​ぽると​(金融広報中央委員会)(出典「資金繰りは使う時期に合わせて短期・中期・長期で考える ─ 初めての1人暮らし、賢いお金の管理術」を別のタブで開きます)の​ページは、​貯蓄の​使い道を​使う​時期で​短期・中期・長期に​分けています。​短期は、​毎月の​生活費にを​加えた​ものです。​生活防衛資金とは、​失業や、​病気で​休職した​ときなど、​万一の​ときに​使う​お金です。​この教材ではと​近い​目的の​お金と​して​扱います。

同じページは、​生活防衛資金と​して​生活費の​3カ月から​1年分を​貯める​ことを​最優先とし、​中期や​長期の​資金を​増やすのは、​短期を​達成した​あととし​ています。​これは、​そのページが​示す考え方です。​法律や​制度で​決まった​基準では​ありません。

同じページでは、​当座の​生活資金を​含む​短期の​資金には、​出し入れが​しやすい​銀行預金が​向くと​説明しています。​次の​レッスンで、​預金の​仕組みを​詳しく見ます。

やさしく​言うと、​投資を​考える​前に、​「急に​お金が​必要に​なっても​生活を​続けられるか」を​確かめて​おく、と​いう​順番の​考え方です。

要点

万一に​備える​お金は、​一つの​考え方と​して、​投資より​先に​確保する​ことが​挙げられ​ています。

理解度チェック

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まとめ

このレッスンで​押さえたい​ことです。

  • 家計管理の​基本は、​収入と​支出を​把握し、​収支を​黒字に​して、​黒字分を​貯蓄する​ことです。
  • 使える​お金は​額面ではなく​手取りで​考え、​支出は​固定費と​変動費に​分けると​見直しやすく​なります。
  • 先取り貯蓄や、​固定費から​見直す方法は、​公的な​情報サイトが​紹介している​考え方の​一つです。
  • 万一に​備える​お金を、​投資より​先に​考える​見方が​あります。​必要な​額は​事情で​異なります。

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出典と最終確認日

このレッスンの​事実は 2026年10月11日 に​確認しました。

ご利用にあたって

この教材は​一般的な​情報を​伝える​ための​もので、​特定の​商品の​売買や​投資を​勧める​ものでは​ありません。​税や​法律など​個別の​判断は、​金融庁や​国税庁などの​公的な​情報を​確かめたうえで、​専門家に​ご相談ください。